事例Ⅳ ~①経営分析~
目次
経営分析
「経営分析」では、企業の財務諸表に基づき、その企業の経営状況を定量的に分析していきます。定量的に分析して企業の経営状況を正確に把握することによって、経営者が意思決定を行うための情報を提供することを目的としています。
ブログへの掲載記事
二次試験問題と本ブログに掲載している「経営分析」に関する記事の対応表です。
「経営分析の解き方に関する説明」と「試験問題の解説」を行っています。
経営分析の解き方
- 経営分析(1)(過去問の出題傾向)
- 経営分析(2)(財務指標の種類)
- 経営分析(3)(収益性の財務指標)
- 経営分析(4)(効率性の財務指標)
- 経営分析(5)(安全性の財務指標)
- 経営分析(6)(財務指標の選び方)
- 経営分析(7)(経営分析の解答手順)
- 経営分析(8)(特徴の記述方法)
- 経営分析(9)(まとめ)
過去問題の解説
- 平成22年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成22年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成23年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成23年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成24年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成24年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成25年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成26年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成26年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成27年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成27年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成28年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成28年度 解答例(2)(経営分析)
- 平成29年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成30年度 解答例(1)(経営分析)
- 平成30年度 解答例(2)(経営分析)
- 令和元年度 解答例(1)(経営分析)
- 令和元年度 解答例(2)(経営分析)
- 令和2年度 解答例(1)(経営分析)
- 令和2年度 解答例(2)(経営分析)
一次試験と二次試験の違い
二次試験の事例Ⅳでは「商業簿記」に関する知識はあまり必要とされません。
昨年の試験では、連結財務諸表に関する知識が求められましたが、与件文に出てきた「圧縮記帳」については記述試験の中で問われませんでした。おそらく、口述試験で「圧縮記帳によりD社の業務成績にどのような影響があるか?」などの質問をするために挿入されたものだと想定されます。(口述試験であれば、記述試験の合格通知が来てから勉強すれば十分に間に合います。)
つまり、二次試験は「工業簿記」を中心に勉強を進めれば、合格圏に近い得点を取ることができます。「工業簿記」は、ロジカルな思考でじっくりと読んでいけば理解することができ、あとは何度も何度も問題を繰り返して体で覚えていけば解けるようになっていきます。
もちろん、二次試験に向けて勉強すべきなのは「工業簿記」だけではありませんが、以下の図に示すように、「商業簿記」は「論述問題」を中心に「工業簿記」は「計算問題」を中心に意識して勉強していくことをお薦めします。
二次試験の中で「事例Ⅰ~事例Ⅲ」は正解のない試験なので、試験当日の自身の体調や、たった一つの勘違いによって得点が大きくぶれる可能性がありますが、「事例Ⅳ」の試験問題は半分以上が計算により正解を求める試験なので、得意科目にしておけば、自信をもって試験に臨むことができますし、ある程度安定した得点を取ることができます。