事例Ⅳ ~⑨その他のカテゴリ~
目次
その他のカテゴリ
「その他のカテゴリ」に分類されているとはいえ、事例Ⅳで基本的な「予想損益計算書の作成」に関する問題や、他の事例で頻出のカテゴリに関する問題などについて掲載していますので、是非一度読んでみてください。
ブログへの掲載記事
本ブログに掲載している「その他のカテゴリ」に関する記事の対応表です。
過去問題の解説
- 平成22年度 解答例(5)(金利変動リスク)
- 平成23年度 解答例(6)(ディシジョン・ツリー)
- 平成24年度 解答例(3)(予想損益計算書の作成)
- 平成24年度 解答例(8)(事業承継)
- 平成25年度 解答例(4)(品質コストの種類)
- 平成27年度 解答例(5)(予測損益計算書の作成)
- 平成27年度 解答例(8)(主要顧客への売上依存)
- 平成28年度 解答例(7)(IT活用に伴う損益への影響分析)
- 平成30年度 解答例(6)(予想損益計算書の作成)
- 平成30年度 解答例(8)(成長性分析)
- 平成30年度 解答例(9)(外注管理)
- 令和元年度 解答例(9)(配送業務の子会社化)
- 令和元年度 解答例(10)(EDI導入による財務的効果)
- 令和2年度 解答例(4)(設備投資/ディシジョン・ツリー)
- 令和2年度 解答例(5)(設備投資/ディシジョン・ツリー)
- 令和2年度 解答例(6)(設備投資/ディシジョン・ツリー)
- 令和2年度 解答例(7)(企業結合の会計処理)
- 令和2年度 解答例(9)(ROI:投下資本利益率)
- 令和2年度 解答例(10)(ROI:投下資本利益率)
一次試験と二次試験の違い
二次試験の事例Ⅳでは「商業簿記」に関する知識はあまり必要とされません。
昨年の試験では、連結財務諸表に関する知識が求められましたが、与件文に出てきた「圧縮記帳」については記述試験の中で問われませんでした。おそらく、口述試験で「圧縮記帳によりD社の業務成績にどのような影響があるか?」などの質問をするために挿入されたものだと想定されます。(口述試験であれば、記述試験の合格通知が来てから勉強すれば十分に間に合います。)
つまり、二次試験は「工業簿記」を中心に勉強を進めれば、合格圏に近い得点を取ることができます。「工業簿記」は、ロジカルな思考でじっくりと読んでいけば理解することができ、あとは何度も何度も問題を繰り返して体で覚えていけば解けるようになっていきます。
もちろん、二次試験に向けて勉強すべきなのは「工業簿記」だけではありませんが、以下の図に示すように、「商業簿記」は「論述問題」を中心に「工業簿記」は「計算問題」を中心に意識して勉強していくことをお薦めします。
二次試験の中で「事例Ⅰ~事例Ⅲ」は正解のない試験なので、試験当日の自身の体調や、たった一つの勘違いによって得点が大きくぶれる可能性がありますが、「事例Ⅳ」の試験問題は半分以上が計算により正解を求める試験なので、得意科目にしておけば、自信をもって試験に臨むことができますし、ある程度安定した得点を取ることができます。