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事例Ⅲ ~平成30年度試験問題一覧~

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本ブログに掲載している平成30年度の「事例Ⅲ」に関する記事の対応表を以下に示します。

2018年11月13日 08:00現在

全体構成の理解

事例Ⅰ~事例Ⅲの問題では、最初に、試験問題の全体像を把握して、それぞれの問題で与件文のどこを参考にして解答するかを考えることをお薦めします。

 

こういった気付きにくい内容を漏らさずに解答に取り入れるためにも、最初に、試験問題の全体像を把握して、それぞれの問題で与件文のどこを参考にして解答するかを考えることが非常に重要です

 

 

本ブログの対応表

問題 配点 問題概要 該当記事
第1問 20点 厳しい経営環境でC社が業績を維持してきた理由 事例Ⅲ 第1問
第2問 20点 成形加工の作業方法に関する問題点とその改善策 事例Ⅲ 第2問
第3問 20点 生産計画上の問題点とその改善策 事例Ⅲ 第3問
第4問 20点 生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容 事例Ⅲ 第4問
第5問 20点 立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略 事例Ⅲ 第5問

 

事例Ⅲの出題の趣旨

「中小企業診断協会」のWebサイトに公開されている出題の趣旨を以下に示します。

 

第1問(配点20点)

C社のこれまでの事業や立地環境の推移を把握し、顧客生産工場の海外移転などの経営環境にあっても業績が維持されてきた理由を説明する能力を問う問題である。

 

第2問(配点20点)

C社成形加工作業者の一日の作業内容を分析し、作業方法に関する問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

 

第3問(配点20点)

C社の生産計画策定方法と製品在庫量の推移を分析し、生産計画上の問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

 

第4問(配点20点)

C社の生産職場の状況を把握し、生産管理のコンピュータ化を進めるために必要な事前整備内容について、助言する能力を問う問題である。

 

第5問(配点20点)

C社の経営環境と事業内容の現状を把握し、立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、助言する能力を問う問題である。

 

解答例一覧

平成30年度(事例Ⅲ)の解答例一覧を以下に示します。
それぞれの問題に関する解説は、該当の記事を参照してください。

 

第1問(配点20点)

顧客企業の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、C社の業績は維持されてきた。その理由を80字以内で述べよ。

理由は、金型設計・製作部門の社内構築と技術力強化の推進で蓄積した成形加工品のコスト低減のノウハウと、リーダー的存在として活動した工業団地組合による助け合いである。(80文字)

 

第2問(配点20点)

C社の成形加工課の成形加工にかかわる作業内容(図2)を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を120字以内で述べよ。

問題点は、作業者と成型機の待ち時間が多く稼働率が低いことである。改善策は、始業直後に成型機2の作業から開始することによって昼休み時間帯に両方の成型機を稼働させることと、作業者の待ち時間に金型や材料を移動して段取り作業時間を短縮することである。(120文字)

 

第3問(配点20点)

C社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移(図1)を分析して、C社の生産計画上の問題点とその改善策を120字以内で述べよ。

問題点は生産能力に基づき策定される生産計画と生産効率を考慮して設定される受注量より大きい生産ロットサイズによる過大な製品在庫である。改善策は製品在庫に基づき策定する生産計画と受注量に基づく生産ロットサイズによる適正な製品在庫水準の維持である。(120文字)

 

第4問(配点20点)

C社が検討している生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を120字以内で述べよ。

SLPを用いた金型や材料の置き場所の見直しによる移動時間の短縮と、金型や材料への統一識別コード付与とDB化、仕入先への材料別納品位置の指示、生産現場の5S徹底による探す時間の短縮により、作業者が効率的に金型や材料を使用できる環境を整備すべきである。(120文字)

 

第5問(配点20点)

わが国中小製造業の経営が厳しさを増す中で、C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。

付加価値を高める戦略は、高度なインサート成形技術を活用して、古くから取引があり国内回帰している顧客企業の工程数・納期の短縮とコスト削減を実現すること、工業団地組合に所属して信頼関係のある電気・電子部品関連の中小企業と連携を強化することである。(120文字)

 

事例Ⅰ~事例Ⅲは正解のない試験なので、あくまで解答例として参考にしてもらえればと思います。

 

口述試験に向けて

口述試験の目的は、コミュニケーション能力を確認することです。

口述試験を受験される方々は、これまでの試験を通じて中小企業診断士としての知識を有していると認められた方々ですが、中小企業診断士は中小企業の社長と接する職業であるため、知識だけでなくコミュニケーション能力に問題がないかを確認する必要があると考えられます。

おそらくですが、「コミュニケーション能力を有しているか。」ではなく「コミュニケーション能力に問題がないか。」というレベルで確認しています。つまり、コミュニケーションにおいて致命的な問題がないかを見極めています。

皆さんが面接官の立場になって考えてみるとよく分かります。よほどの理由がない限り、苦労してここまでの試験を突破してきた受験者を不合格にすることはできないはずです。

したがって、相手に不快感を与えるような失礼な態度や発言がないように気を付けて、他の人と同じように面接に臨めば、不合格になる可能性は極めて低いと考えられるため、二次試験の内容を熟読した上で、自信をもって面接に臨みましょう。

 

沈黙を避ける

口述試験でやってはいけない代表的なことは「沈黙」です。
実際の口述試験はかなり緊張するため、どれだけ準備していても沈黙に陥る可能性が高いです。私自身も口述試験で沈黙してしまった記憶があります。(私のときは面接官が助け舟を出してくれました。)

ここでは「沈黙を避ける」ための方法についていくつか紹介しておきます。

 

質問内容をオウム返しする

面接官から質問されて解答する順番になったときの時間稼ぎとして有効です。
解答の最初に「それでは、お伺いした(質問の内容)についてご説明させていただきます。」というだけで5秒くらいは稼げます。

 

質問内容を聞き返す

面接官の質問を聞き取れなかった場合や意味が分からなかったふりをして「質問の意味は●●であっていますでしょうか?」と確認しましょう。
面接官は「はい。そうです。」とだけ答えるかもしれませんが、数秒は稼ぐことができます。
ただ、あまり印象がよくないと思うので、面接の中で何度も使わない方が良いと思います。

 

最後の手段は分からないと答える

あまり使いたくない方法ですが、最後の手段として、まったく解答が思いつかない場合は、「勉強してきたのですが、緊張のため忘れてしまいました。」と答えてしまう勇気も必要です。沈黙よりはマシだと思ってください。

 

口述試験の対策

私は「一次試験」と「二次試験(記述試験)」についてはすべて独学で勉強しましたが、「二次試験(口述試験)」については、2社ほど模擬面接を受けました。

 

模擬面接を受ける

「口述試験」で一番重要なのは面接に慣れておくことです。
ここまで来て「口述試験」で不合格になるわけにはいかないため、多少の出費はかさみますが、模擬面接を受験することをお薦めします。

模擬面接でも十分に緊張します。緊張したときに自分が沈黙せずに場を繕うことができるのかを実際に経験することで、試験対策することができます。

 

声を出して解答する練習をする

これから、色々なところから想定問題集を入手したり、ご自身で解答を書いてみたりすると思いますが、実際に声に出して解答する練習をしましょう

ご自身が書いた解答を実際に声に出してみると、なかなか話しづらいものです。
声に出して練習することで、解答への理解も深まるし、自分の解答の欠点などにも気付くことができます。

 

記述試験の合格発表から口述試験までの期間が短いため悩んでいる時間はありません。
口述試験当日に自信をもって臨めるように、準備を進めましょう。


 

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