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運営管理 ~H26-3 製品設計(2)VA・VE~

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今回は、「運営管理 ~H26-3 製品設計(2)VA・VE~」について説明します。

 

運営管理 ~平成26年度一次試験問題一覧~

平成26年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

  • 運営管理 ~平成26年度一次試験問題一覧~

 

VA・VE

「VE(Value Engineering:価値工学)」とは、製品またはサービスにおける機能の本質を徹底的に追求して、真に必要な機能だけを最適なコストで提供することにより、「機能」と「コスト」の関係で表される「価値」の最大化を図る組織的活動のことをいいます。

 

 

「VE」は、基本的に「VA(Value Analysis:価値分析)」と同義で使われます。

「VA」は、既存製品に対してバリューチェーン全体の観点からコストダウンを行う活動ですが、この適用範囲を拡大して、製品開発・設計検討の段階から価値の最大化を考えるという活動が「VE」です。

 

VEの基本原則

「VEの基本原則」とは、価値ある製品またはサービスを追求する活動を正しい方向に誘導するための行動指針のことをいい、以下に示す5つの原則により構成されています。

 

  1. 使用者優先の原則
  2. 機能本位の原則
  3. 創造による変更の原則
  4. チーム・デザインの原則
  5. 価値向上の原則

 

VE実施手順

「VE実施手順」とは、VEにより効果的に問題解決するための基本ステップのことをいい、「機能定義」「機能評価」「代替案作成」に分類されます。

 

機能定義 VE対象の情報収集
機能の定義(一名詞・一動詞組合せ)
機能の整理(目的-手段の論理)
機能評価 機能別コスト分析
機能の評価(機能評価値評価)
対象分野の選定(優先順位決定)
代替案作成 アイデア発想
概略評価(代替案アイデア評価)
具体化
詳細評価(選択・決定)

 

価値の向上

「VE」において、製品またはサービスの「価値」を向上させる考え方を以下に示します。
なお、「VE」では「機能」を下げて「価値」を向上するという考え方は行いません
また、「VE」で対象とする「コスト」は、製品の開発から廃棄までの「総ライフサイクルコスト」です。

 

VEの考え方 ×
機能 ↑↑
コスト ↓↓

 

機能

「VE」では、製品またはサービスの機能を以下の通り区分します。

「使用機能」は、製品やサービスを使用するために備えていなければならない機能であり、「貴重機能(魅力機能)」は、製品の意匠や外観など、顧客に魅力を感じさせる機能です。

さらに、「使用機能」は、その機能を除くとその製品またはサービスの存在価値がなくなる機能である「基本機能(一次機能)」と、基本機能を達成するための手段的ないしは補助的な機能である「補助機能(二次機能)」に区分します。

 

 

「VE」により、製品またはサービスの「価値」を最大化させるために真に必要な機能が何であるかを検討していく中で、検討の主体となるのは「補助機能(二次機能)」です。
これは、「補助機能(二次機能)」があくまで補助的な機能であり、その機能がなくても製品またはサービスの存在価値には影響しないためです。

なお、「VE」では、製品またはサービスの機能を「名刺+動詞(○○を××する)」という形で表現して定義します。

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【平成26年度 第3問】

次の文章の空欄に入る語句として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

VE実施手順の基本ステップのひとつである「機能評価」は、[  ]、機能の評価、対象分野の3つから構成される。

 

[解答群]

ア アイデア発想
イ 機能別コスト分析
ウ 機能の定義
エ 分析対象の情報収集

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

「VE(Value Engineering:価値工学)」に関する知識を問う問題です。

 

「VE(Value Engineering:価値工学)」とは、製品またはサービスにおける機能の本質を徹底的に追求して、真に必要な機能だけを最適なコストで提供することにより、「機能」と「コスト」の関係で表される「価値」の最大化を図る組織的活動のことをいいます。

 

VE実施手順

「VE実施手順」とは、VEにより効果的に問題解決するための基本ステップのことをいい、「機能定義」「機能評価」「代替案作成」に分類されます。

 

機能定義 VE対象の情報収集
機能の定義(一名詞・一動詞組合せ)
機能の整理(目的-手段の論理)
機能評価 機能別コスト分析
機能の評価(機能評価値評価)
対象分野の選定(優先順位決定)
代替案作成 アイデア発想
概略評価(代替案アイデア評価)
具体化
詳細評価(選択・決定)

 

したがって、VE実施手順の基本ステップのひとつである「機能評価」は、機能別コスト分析、機能の評価、対象分野の3つから構成されます。

 

答えは(イ)です。


 

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