運営管理 ~H28-29 売場構成・陳列(3)商品陳列~

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今回は、「運営管理 ~H28-29 売場構成・陳列(3)商品陳列~」について説明します。

 

目次

運営管理 ~平成28年度一次試験問題一覧~

平成28年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

 

フェイシング管理

「フェイス」とは、商品を陳列したときに顧客の目に見える面のことをいい、「フェイシング管理」とは、棚に陳列する商品の「フェイス数」を決定することをいいます。

棚に商品を陳列するときに「フェイス数」を増やすと、顧客の目に付きやすくなるため、商品の売上を増加させる効果がありますが、「フェイス数」を増やした商品の売上増加率は逓減していくため、「フェイス数」を1から10に増やしても売上が10倍に増加するわけではありません。

 

フェイス数を増やすことによる効果

「フェイシング管理」では、商品の販売実績に基づき、売れ筋商品の「フェイス数」は増やし、売れ行きの良くない商品については「フェイス数」を少なくするというのが基本的な考え方です。

「フェイス数」を増やして商品を陳列した場合に得られる効果は以下の通りです。

 

  • 売上の増加
  • 品切れによる販売機会の損失の防止
  • 商品の補充回数の削減

 

売上の増加

棚に商品を陳列するときに「フェイス数」を増やすと、顧客の目に付きやすくなるため、商品の売上を増加させる効果があります。

売れ筋商品だけでなく、新商品やプライベート商品など販売を促進したい商品についても「フェイス数」を増やすことによって、商品の認知度が上がり、売上増加を期待することができます。

 

品切れによる販売機会の損失の防止

「売れ筋商品」であれば、陳列している商品が他の商品よりも早く減少していきます。
売れ筋商品の「フェイス数」を増やすと、陳列できる商品の数量が増えるため、品切れなどによる販売機会の損失を防ぐすることができます。

 

商品の補充回数の削減

「売れ筋商品」であれば、陳列している商品が他の商品よりも早く減少していきます。
売れ筋商品の「フェイス数」を増やすと、陳列できる商品の数量が増えるため、倉庫に保管している商品を店頭に陳列する補充作業の回数を削減することができます。

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【平成28年度 第29問】

下表は、商品Aから商品Eの5商品の販売棚における陳列数と最近1か月の売上数量を示したものである。これらの5商品の商品単価と商品パッケージのサイズは同じで商品棚に陳列できる最大フェイス数は20とした場合、棚全体の売上数量を増やすために商品棚割を改善する考え方に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、期間中に品切れは発生していなかったものとする。

 

商品A 商品B 商品C 商品D 商品E
販売棚のフェイス数 8 6 2 3 1
売上数量 120 50 50 60 20

 

[解答群]

ア 売場面積あたりの生産性が最も高い商品Aのフェイス数を増やす。
イ 商品Dと商品Eのフェイス数を2ずつにそろえる。
ウ 商品補充の作業性の面で最も効率が悪い商品Dのフェイス数を増やす。
エ フェイス数を1つ増やしたときに売上数量が増えるフェイス効果は、商品Aより商品Eの方が高い。

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

「フェイシング管理」に関する知識を問う問題です。

 

(ア) 不適切です。

どの商品が「売場面積あたりの生産性が最も高い商品」であるかについて確認します。
問題文において「これらの5商品の商品単価と商品パッケージのサイズは同じ」という条件が記載されています。

 

  • 商品単価が同じ:売上数量が多いものほど生産性(売上高)が高い
  • 商品パッケージのサイズが同じ:1フェイスで使用する売場面積は同じ

 

つまり、「1フェイス当たりの売上数量」が高い商品ほど「売場面積あたりの生産性が最も高い商品」ということになります。

 

各商品の「1フェイス当たりの売上数量」は以下の通りです。

商品A 商品B 商品C 商品D 商品E
販売棚のフェイス数 8 6 2 3 1
売上数量 120 50 50 60 20
売上数量/1フェイス 15 8.3 25 20 20

 

したがって、「1フェイス当たりの売上数量」が最も高い「商品C」が「売場面積あたりの生産性が最も高い商品」となるため、選択肢の内容は不適切です

 

(イ) 不適切です。

「商品D」と「商品E」のフェイス数を「2ずつ」に揃えた場合の各商品の売上数量は以下の通りです。

商品A 商品B 商品C 商品D 商品E
販売棚のフェイス数 8 6 2 2 2
売上数量 120 50 50 40 40
売上数量/1フェイス 15 8.3 25 20 20

 

「商品D」と「商品E」の「売上数量/1フェイス」はともに「20」であり、フェイス数を「2ずつ」に揃えても「棚全体の売上数量」は増えないため、選択肢の内容は不適切です

 

(ウ) 不適切です。

どの商品が「商品補充の作業性の面で最も効率が悪い商品」であるかについて確認します。

「売れ筋商品」は、陳列している商品が他の商品よりも早く減少するため、品切れによる販売機会の損失を防止するためにも、商品の補充回数を増やす必要があります。

つまり、「売れ筋商品」が「商品補充の作業性の面で最も効率が悪い商品」ということになります。

選択肢(ア)で確認した通り、「1フェイス当たりの売上数量」が最も高い「商品C」が「売れ筋商品 = 商品補充の作業性の面で最も効率が悪い商品」となるため、選択肢の内容は不適切です

 

(エ) 適切です。

棚に商品を陳列するときに「フェイス数」を増やすと、顧客の目に付きやすくなるため、商品の売上を増加させる効果がありますが、「フェイス数」を増やした商品の売上増加率は逓減していくため、「フェイス数」を1から10に増やしても売上が10倍に増加するわけではありません。

 

「商品A」は既に「フェイス数:8」に陳列しているため、「商品A」のフェイス数を1つ増やしても「売上増加率」が低くなりますが、「商品E」は「フェイス数:1」しか陳列していないため、「商品E」のフェイス数を1つ増やした場合の「売上増加率」は「商品A」よりも高くなります

また、「1フェイス当たりの売上数量」でも「商品A:15」より「商品E:20」の方が高くなっていることから判断すると、フェイス数を1つ増やしたときに売上数量が増えるフェイス効果は、「商品A」より「商品E」の方が高くなるため、選択肢の内容は適切です

 

答えは(エ)です。


 

コメント

  1. ぴかちゅい より:

    解説書の解説が間違っていて全然納得できなくて困っていたのでめちゃくちゃ助かりました!!ありがとうございます♪

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