運営管理 ~R3-7 工場レイアウト(11)工場レイアウトの種類~

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今回は、「運営管理 ~R3-7 工場レイアウト(11)工場レイアウトの種類~」について説明します。

 

目次

運営管理 ~令和3年度一次試験問題一覧~

令和3年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

 

工場レイアウト -リンク-

本ブログにて「工場レイアウト」について説明しているページを以下に示しますのでアクセスしてみてください。

 

 

工場レイアウトの種類

基本的な工場レイアウトには「固定式レイアウト」「製品別レイアウト」「機能別レイアウト(工程別レイアウト)」「グループ別レイアウト」などがあります。

生産する製品の特徴に合わせて、適切な工場レイアウトを選択することによって、生産活動を効率化させることができます。

 

 

固定式レイアウト

「固定式レイアウト」は、移動することが困難な大型製品の生産に採用されるレイアウトであり、製品が定位置にあり作業者が移動しながら加工処理を行います

 

特徴

  • 船舶や大型製品の製造に適している
  • 設計や工程の変更に対応しやすい。
  • 製品の移動が最小限である。
  • 作業者や機械工具の移動が増える。

 

製品別レイアウト(フローショップ型)

「製品別レイアウト」は、加工工程の流れが同一である製品の生産に採用されるレイアウトであり、作業者は定位置にいながら、流れてくる製品に対して加工処理を行います

 

 

特徴

  • 少品種多量生産に適している
  • 見込生産に適している
  • 作業を単純化することができる。
  • 工程管理、進捗管理が容易である。
  • 仕掛在庫が減少する。
  • 生産期間を短縮することができる。
  • 一部の機械が故障するとライン全体が停止する。
  • 製品の加工順序の変更に対応できない。
  • 万能熟練作業者の育成が難しい。

 

機能別レイアウト(工程別レイアウト/ジョブショップ型)

「機能別レイアウト」は、加工工程の流れが異なる製品の生産に採用されるレイアウトであり、作業者が製品と一緒に移動しながら加工処理を行います

 

 

特徴

  • 多品種少量生産に適している
  • 受注生産に適している
  • 加工経路が異なる場合に適用される。
  • 設備の稼働率を上げることができる。
  • 製品が変わっても設備の配置を変更する必要がない。
  • 作業者の熟練の形成が容易である。
  • 製品の移動経路が複雑になりやすい。

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【令和3年度 第7問】

生産される製品の品種数・生産量に応じて、適切な工場レイアウトのタイプは異なってくる。下図は、品種数と生産量の多少に対応する工場レイアウトのタイプを示したものである。

この図の空欄A~Dに入る工場レイアウトのタイプの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

 

[解答群]

ア A:工程別レイアウト B:グループ別レイアウト C:製品固定型レイアウト D:製品別レイアウト
イ A:工程別レイアウト B:製品固定型レイアウト C:グループ別レイアウト D:製品別レイアウト
ウ A:製品別レイアウト B:グループ別レイアウト C:製品固定型レイアウト D:工程別レイアウト
エ A:製品別レイアウト B:製品固定型レイアウト C:グループ別レイアウト D:工程別レイアウト

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

「工場レイアウト」に関する知識を問う問題です。

 

基本的な工場レイアウトには「固定式レイアウト」「製品別レイアウト」「機能別レイアウト(工程別レイアウト)」「グループ別レイアウト」などがあります。

生産する製品の特徴に合わせて、適切な工場レイアウトを選択することによって、生産活動を効率化させることができます。

 

 

「A:製品別レイアウト B:グループ別レイアウト C:製品固定型レイアウト D:工程別レイアウト」であるため、答えは(ウ)です。


 

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