今回は、「運営管理 ~R3-1 設備管理の基礎(2)5S~」について説明します。
目次
運営管理 ~令和3年度一次試験問題一覧~
令和3年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。
生産管理の基礎用語 -リンク-
本ブログにて「3S」「5S」について説明しているページを以下に示しますのでアクセスしてみてください。
- 3S
- 5S
5S
「5S」とは、職場環境を安全で効率的で快適にするための活動であり、「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」のローマ字表記の「1文字目(S)」を取って並べたもののことをいいます。
製造現場において「5S」の実施状況を見れば、その工場の生産性や信頼性が分かると言われるほど重視されています。
「整理・整頓・清掃」は、新たな手順を確立すること、「清潔」はその確立された手順を「標準化」して実施すること、「しつけ」はその「標準化」された手順を作業者が自主的に実施できるよう教育すること、という流れで覚えておくことをお薦めします。
5S | 内容 |
整理 | 必要なものと不要なものを区別して、不要なものを片付けること |
整頓 | 必要なものをすぐに取り出せるように、決められた場所に保管すること |
清掃 | 必要なものについた汚れ(ゴミ、異物)を取り除くこと |
清潔 | 整理・整頓・清掃を繰り返して、汚れのない状態を維持すること |
しつけ | 決められたことを守るよう習慣づけること |
試験問題
それでは、実際の試験問題を解いてみます。
【令和3年度 第1問】
5Sに関する以下の文章において、空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[ A ]は必要なものを必要なときにすぐ使用できるように、決められた場所に準備しておくことである。[ B ]は[ C ]が繰り返され、汚れのない状態を維持していることである。
[解答群]
ア A:整頓 B:清潔 C:躾→整理→整頓
イ A:整頓 B:清潔 C:整理→整頓→清掃
ウ A:整頓 B:清掃 C:整理→清潔→躾
エ A:整理 B:清潔 C:整理→整頓→清掃
オ A:整理 B:清掃 C:躾→整理→整頓
中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html)
考え方と解答
職場管理における「5S」のに関する知識を問う問題です。
「5S」とは、職場環境を安全で効率的で快適にするための活動であり、「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」のローマ字表記の「1文字目(S)」を取って並べたもののことをいいます。
製造現場において「5S」の実施状況を見れば、その工場の生産性や信頼性が分かると言われるほど重視されています。
「整理・整頓・清掃」は、新たな手順を確立すること、「清潔」はその確立された手順を「標準化」して実施すること、「しつけ」はその「標準化」された手順を作業者が自主的に実施できるよう教育することです。
5S | 内容 |
整理 | 必要なものと不要なものを区別して、不要なものを片付けること |
整頓 | 必要なものをすぐに取り出せるように、決められた場所に保管すること |
清掃 | 必要なものについた汚れ(ゴミ、異物)を取り除くこと |
清潔 | 整理・整頓・清掃を繰り返して、汚れのない状態を維持すること |
しつけ | 決められたことを守るよう習慣づけること |
したがって、「整頓」は必要なものを必要なときにすぐ使用できるように、決められた場所に準備しておくことであり、「清潔」は「整理→整頓→清掃」が繰り返され、汚れのない状態を維持していることです。
穴埋め文章
上述の内容に基づき、問題文を穴埋めすると以下の文章となります。
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整頓は必要なものを必要なときにすぐ使用できるように、決められた場所に準備しておくことである。清潔は整理→整頓→清掃が繰り返され、汚れのない状態を維持していることである。
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答えは(イ)です。
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