事例Ⅳ ~平成22年度試験問題の対応表~

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平成22年度の中小企業診断士二次試験(事例Ⅳ)の全ての問題について解説を掲載しましたので、記事の対応表を以下に示します。

2018年7月5日 08:00現在

目次

本ブログの対応表

問題 配点 カテゴリ 該当記事
第1問 40点 経営分析 事例Ⅳ 解答例(1)
事例Ⅳ 解答例(2)
第2問 設問1 25点 損益分岐点分析 事例Ⅳ 解答例(3)
設問2
第3問 設問1 20点 設備投資・損益分岐点分析 事例Ⅳ 解答例(4)
設問2
第4問 設問1 15点 金利変動リスク 事例Ⅳ 解答例(5)
設問2

 

事例Ⅳの出題の趣旨

「中小企業診断協会」のWebサイトに公開されている出題の趣旨を以下に示します。

 

第1問(配点40点)

D社の財務諸表と同業の業界中位企業の財務諸表をもとに、財務指標からD社の長所または短所を発見する経営分析能力を問う問題である。

 

第2問(配点25点)

(設問1)

製品の納入価格の低下と受注量の増加を受けて損益分岐点売上高がどのように変化するかについて、動的に分析する能力を問う問題である。

(設問2)

損益分岐点分析の結果をもとに、納入価格の引き下げの大きさと受注量の観点から分析する能力を問う問題である。

 

第3問(配点20点)

(設問1)

設備投資を行うことで原価の引き下げが可能である状況で、この設備投資のNPV(正味現在価値)を計算し、同時に損益分岐点売上高に与える影響を分析する能力を問う問題である。

(設問2)

設問1の結果にもとづいて投資案の採否を判断する能力を問う問題である。

 

第4問(配点15点)

(設問1)

将来の金利変動によって、保有債券の価値にどのような影響が出るか、そのリスクについて分析する能力を問う問題である。

(設問2)

将来のプロジェクトに向けた資金運用として、債券を保有している状況で、将来キャッシュフローを踏まえて金利リスクを管理する方法について問う問題である。

 

一次試験と二次試験の違い

二次試験の事例Ⅳでは「商業簿記」に関する知識はあまり必要とされません。
昨年の試験では、連結財務諸表に関する知識が求められましたが、与件文に出てきた「圧縮記帳」については記述試験の中で問われませんでした。おそらく、口述試験で「圧縮記帳によりD社の業務成績にどのような影響があるか?」などの質問をするために挿入されたものだと想定されます。(口述試験であれば、記述試験の合格通知が来てから勉強すれば十分に間に合います。)

 

つまり、二次試験は「工業簿記」を中心に勉強を進めれば、合格圏に近い得点を取ることができます。「工業簿記」は、ロジカルな思考でじっくりと読んでいけば理解することができ、あとは何度も何度も問題を繰り返して体で覚えていけば解けるようになっていきます。

 

もちろん、二次試験に向けて勉強すべきなのは「工業簿記」だけではありませんが、以下の図に示すように、「商業簿記」は「論述問題」を中心に「工業簿記」は「計算問題」を中心に意識して勉強していくことをお薦めします。

 

 

二次試験の中で「事例Ⅰ~事例Ⅲ」は正解のない試験なので、試験当日の自身の体調や、たった一つの勘違いによって得点が大きくぶれる可能性がありますが、「事例Ⅳ」の試験問題は半分以上が計算により正解を求める試験なので、得意科目にしておけば、自信をもって試験に臨むことができますし、ある程度安定した得点を取ることができます。

 


 

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