事例Ⅳ ~平成24年度試験問題の対応表~

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平成24年度の中小企業診断士二次試験(事例Ⅳ)の全ての問題について解説を掲載しましたので、記事の対応表を以下に示します。

2018年6月27日 08:00現在

目次

本ブログの対応表

問題 配点 カテゴリ 該当記事
第1問 設問1 40点 予想損益計算書の作成 事例Ⅳ 解答例(3)
設問2 経営分析 事例Ⅳ 解答例(1)
事例Ⅳ 解答例(2)
設問3 設備投資の経済性計算 事例Ⅳ 解答例(4)
第2問 設問1 30点 損益分岐点分析 事例Ⅳ 解答例(6)
設問2 損益分岐点分析
第3問 設問1 30点 企業価値の計算 事例Ⅳ 解答例(7)
設問2 事業承継 事例Ⅳ 解答例(8)

 

事例Ⅳの出題の趣旨

「中小企業診断協会」のWebサイトに公開されている出題の趣旨を以下に示します。

 

第1問(配点40点)

(設問1)

D旅館における改修工事の結果、期待される予想損益計算書を求めることで、診断および助言の基礎となる数値を算出する能力を問う問題である。

(設問2)

改修工事の結果、D旅館に現れた財政状態および経営成績の変化を経営分析により明らかにするために、経営が改善したとみなされる財務指標を発見し、適切に述べる能力を問う問題である。

(設問3)

改修工事によって生じると期待されるD旅館のキャッシュフローの増分を求め、これに基づき、投資の経済性評価を行う能力を問う問題である。

 

第2問(配点30点)

(設問1)

第1問とは異なる改善案において、予想損益計算書から固定費、変動費を求め、損益分岐点比率を求める能力を問う問題である。

(設問2)

第1問とは異なる改善案において、D旅館が要求する損益分岐点比率を達成するためのコスト削減額を求める能力を問う問題である。

 

第3問(配点30点)

(設問1)

オーナーが退陣した場合のD旅館の予想キャッシュフロー、加重平均資本コストを求め、これらの数値に基づいた企業価値を算定する能力を問う問題である。

(設問2)

D旅館のオーナーに対し、事業承継先候補や承継の際の課題について適切な助言をする能力を問う問題である。

 

一次試験と二次試験の違い

二次試験の事例Ⅳでは「商業簿記」に関する知識はあまり必要とされません。
昨年の試験では、連結財務諸表に関する知識が求められましたが、与件文に出てきた「圧縮記帳」については記述試験の中で問われませんでした。おそらく、口述試験で「圧縮記帳によりD社の業務成績にどのような影響があるか?」などの質問をするために挿入されたものだと想定されます。(口述試験であれば、記述試験の合格通知が来てから勉強すれば十分に間に合います。)

 

つまり、二次試験は「工業簿記」を中心に勉強を進めれば、合格圏に近い得点を取ることができます。「工業簿記」は、ロジカルな思考でじっくりと読んでいけば理解することができ、あとは何度も何度も問題を繰り返して体で覚えていけば解けるようになっていきます。

 

もちろん、二次試験に向けて勉強すべきなのは「工業簿記」だけではありませんが、以下の図に示すように、「商業簿記」は「論述問題」を中心に「工業簿記」は「計算問題」を中心に意識して勉強していくことをお薦めします。

 

 

二次試験の中で「事例Ⅰ~事例Ⅲ」は正解のない試験なので、試験当日の自身の体調や、たった一つの勘違いによって得点が大きくぶれる可能性がありますが、「事例Ⅳ」の試験問題は半分以上が計算により正解を求める試験なので、得意科目にしておけば、自信をもって試験に臨むことができますし、ある程度安定した得点を取ることができます。

 


 

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