このブログでは二次試験(事例Ⅲ/事例Ⅳ)についても説明していますので、参考としてください。

事例Ⅳ ~平成28年度 解答例(3)(営業CF)~

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平成28年度の事例Ⅳに関する解答例(案)を説明していきます。

私なりの思考ロジックに基づく解答例(案)を以下に説明しますので、参考としてもらえればと思います。

 

事例Ⅳ ~平成28年度試験問題一覧~

平成28年度の他の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

 

キャッシュ・フロー計算書

「キャッシュ・フロー」とは、「キャッシュ(資金)」の「フロー(流れ)」であり、「資金の収入・支出」を示しています。

企業活動による「資金の収入・支出」の報告資料が「キャッシュ・フロー計算書」であり、「キャッシュ・フロー計算書」は「貸借対照表」や「損益計算書」と同様に、株主を始めとした利害関係者が、企業の経営状況を知るために重要な情報源です。

二次試験では、「貸借対照表」や「損益計算書」から「キャッシュ・フロー計算書」を作成して、経営上の問題がどこにあるかを指摘するというパターンの問題が出題されます。

 

第2問(設問1)

財務諸表に基づき「営業活動によるキャッシュ・フロー」を求める問題です。

第2問

D社は新しい本社社屋の建設計画を進めており、社屋は用地取得の1年後には完成して引き渡しを受ける予定である。以下の設問に答えよ。

 

(設問1)
前期と当期の財務諸表を用い、空欄に金額を記入して当期の営業活動によるキャッシュフローに関する下記の表を完成せよ。

 

(単位:百万円)
税引前当期純利益 39
減価償却費 (   )
減損損失 56
営業外収益 (   )
営業外費用 (   )
売上債権の増減額 (   )
棚卸資産の増減額 (   )
仕入債務の増減額 (   )
その他 13
小計 (   )
利息及び配当金の受取額
利息の支払額 ▲4
法人税等の支払額 ▲35
営業活動によるキャッシュフロー (   )

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方(設問1)

「営業活動によるキャッシュ・フロー」を算出する問題ですが、解答用紙のフォーマットに加減算する項目が記載されており、難易度が低い問題です。

事例Ⅳとしてはラッキー問題ではないかと思いますので、確実に満点を取りたいところです。

 

Step1.非資金損益項目の調整

非資金損益項目の調整ですが、項目は「減価償却費」のみとなっています。
「減価償却費」は加算するので、以下の通りとなります。

 

項目 +/- 金額
減価償却費 36

 

Step2.営業外損益と特別損益の調整

営業外損益と特別損益の調整ですが、費用・損失は加算、収益・利益は減算するので、以下の通りとなります。

 

項目 +/- 金額
特別損失(減損損失) 56
営業外収益 ▲8
営業外費用 20

 

Step3.営業活動に関連する資産と負債の増減に関する調整

営業活動に関連する資産と負債の増減に関する調整ですが、資産(売上債権/棚卸資産)は「∓(増加は減算、減少は加算)」して、負債(仕入債務)は「±(増加は加算、減少は減算)」するので、以下の通りとなります。

 

項目 +/- 金額
売上債権の増減額 ▲1
棚卸資産の増減額 ▲3
仕入債務の増減額 ± 3
その他 13

 

参考:資産・負債の増減と営業CFの加減算

 

「その他」に計上されている「13百万円」について考えてみます。
「その他」に分類されるであろう項目を確認すると、以下の通りとなります。

  • その他の流動資産:1百万円の減少(1百万円の加算)
  • その他の流動負債:12百万円の増加(12百万円の加算)
  • その他の固定負債:1百万円の増加(1百万円の加算)

資産は「∓(増加は減算、減少は加算)」して、負債は「±(増加は加算、減少は減算)」するため、ルール通りに計算すると「14百万円(加算)」となり、解答用紙に記載されている「13百万円」とは違っています。

つまり、差分の「1百万円」は営業活動ではなく、投資活動または財務活動によるキャッシュ・フローに区分されるということになります。

 

Step4.投資活動や財務活動に該当しないキャッシュ・フローの調整

今回の問題では「小計」より下の項目については、最初から数値が入っているため考慮不要です。

 

解答(設問1)

問題文で与えられている財務諸表の数値から「営業活動によるキャッシュ・フロー」を求めると以下の通りとなります。

(単位:百万円)
税引前当期純利益 39
減価償却費 ( 36 )
減損損失 56
営業外収益 ( ▲8 )
営業外費用 ( 20 )
売上債権の増減額 ( ▲1 )
棚卸資産の増減額 ( ▲3 )
仕入債務の増減額 (  3 )
その他 13
小計 ( 155 )
利息及び配当金の受取額
利息の支払額 ▲4
法人税等の支払額 ▲35
営業活動によるキャッシュフロー ( 116 )

 


 

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