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財務・会計 ~営業活動によるキャッシュフロー(3)~

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今回は、「営業活動によるキャッシュフロー(3)」について説明します。

 

営業活動によるキャッシュフロー

二次試験の事例IVで出題される論点のため、一次試験の段階からしっかりと勉強しておいて損はありません。

「営業活動によるキャッシュフロー」については、過去にも説明していますので、以下のページにもアクセスしてみてください。

 

営業活動によるキャッシュフローとは

「営業活動によるキャッシュフロー」は、企業が本来の営業活動によってどれだけの現金を稼いだかを表しています。

「営業活動によるキャッシュフロー」は「プラス」であるべきですが、「マイナス」となっている場合は、事業活動を継続するための資金が減少しており、金融機関からの借入金等により事業を継続している状況となっているため、早期に改善しないと資金が枯渇してしまい、倒産に追い込まれてしまいます。

「営業活動によるキャッシュフロー」は「営業キャッシュフロー」や「営業CF」と略して表記されます。

 

営業活動によるキャッシュフローに区分される項目

営業活動によるキャッシュフローに区分される主な項目は以下の通りです。

  • 商品販売や役務提供による収入
  • 原材料、商品購入や役務購入による支出
  • 人件費支出
  • その他の営業支出
  • 投資活動や財務活動に該当しないキャッシュフロー
    (災害による保険金収入、損害賠償金の支払額、法人税等の支払額など)

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【平成24年度 第13問】

次のデータに基づいて、営業キャッシュフローを求めた場合、最も適切な金額を下記の解答群から選べ。

 

売上高:100百万円
現金支出を伴う費用:50百万円
減価償却費:15百万円
実効税率:40%

 

[解答群]

ア 21百万円
イ 35百万円
ウ 36百万円
エ 45百万円

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

営業キャッシュフロー(営業CF)を求める公式を以下に示します。
営業キャッシュフローは、損益計算上の損益ではなく「キャッシュ(現金)」の出入りを表すため、実際には現金支出しない「減価償却費」を加算することで求めることができます。

 

営業キャッシュフローを算出する公式としては、上述の式を変形した以下の算出方法もあります。公式の違いをよく理解しておかないとケアレスミスを起こしやすい箇所なので、注意してください。

上記の式は「税引前営業利益」を以下の通り分解することで導くことができます。

 

当然ながら、どちらの公式を使っても答えは同じになりますが、問題文によってはどちらかの公式しか適用できない場合もあるため、両方の公式を使いこなせるようにしておく必要があります。

 

上述の通り、営業キャッシュフローを算出するには2つの公式があり、どちらの公式でも結果は同じとなりますが、念のため両方の公式で計算した結果を以下に示します。

今回の問題では、どちらの公式でも計算することができますが、問題文によってはどちらかの公式しか適用できない場合もあるため、両方の公式を使いこなせるようにしておく必要があります。

 

公式1

営業CF =(100百万円 - 50百万円 - 15百万円)×(1-40%)+ 15百万円 = 36百万円

 

公式2

営業CF =(100百万円 - 50百万円)×(1-40%)+ 15百万円 × 40% = 36百万円

 

答えは(ウ)です。


 

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