今回は、「財務・会計 ~H29-16 期待値~」について説明します。
目次
財務・会計 ~平成29年度一次試験問題一覧~
平成29年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。
期待値
期待値とは、すべての確率変数に確率を重み付けした加重平均として算出されます。難しく感じますが、直感通りの計算方法で算出することができます。
二次試験においては、設備投資の実行可否を判断するための手法であるデシジョンツリーとして少し複雑になりますが、一次試験の段階では直感通りの方法で計算できれば十分です。
試験問題
【平成29年度 第16問】
来年度の当社の売上高は、好況の場合20億円、通常の場合15億円、不況の場合7億円と予想されている。好況になる確率が20%、通常の場合が70%、不況となる確率は10%と予想されているとき、当社の来年度の売上高の期待値として、最も適切なものはどれか。
ア 13.8億円
イ 14.0億円
ウ 14.8億円
エ 15.2億円
中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html)
考え方と解答
好況の場合、通常の場合、不況の場合のそれぞれの売上高とそれを達成する確率から以下のような図を作成します。
あとは以下の計算式で計算するだけです。
答えは(エ)です。
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