経済学・経済政策 ~余剰分析(消費者余剰・生産者余剰・政府余剰)のまとめ~

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今回は、「経済学・経済政策」の「余剰分析(消費者余剰・生産者余剰・政府余剰)」に関する記事のまとめです。

 

目次

余剰分析(消費者余剰・生産者余剰・政府余剰) -リンク-

本ブログにて「余剰分析(消費者余剰・生産者余剰・政府余剰)」について説明しているページを以下に示しますのでアクセスしてみてください。

 

 

余剰分析

「余剰分析」とは、財市場において資源配分の効率性を分析する手法のことをいいます。

「余剰」とは、財市場の取引により得られる「利益」のことを表しており、「余剰分析」では「消費者余剰」と「生産者余剰」と「政府余剰」を重ね合わせた「社会的総余剰(総余剰)」に基づき、資源配分が効率的になっているかを確認していきます。

 

例:社会的総余剰(消費者余剰+生産者余剰)

 

消費者余剰

「消費者余剰」は、財市場で取引することにより消費者(需要者)が得られる「利益」のことをいいます。

「需要曲線」は、消費者が財を消費するために支払ってもよいと考えている「価格」と「需要量」の組み合わせを表しているため「消費者余剰」は「需要曲線」と「価格」の差額を表す範囲として求めることができます

 

  • 消費者余剰 = 需要曲線(右下がりの曲線)- 価格(水平の曲線)

 

生産者余剰

「生産者余剰」は、財市場で取引することにより生産者(供給者)が得られる「利益」のことをいいます。

「供給曲線」は、生産者が財を生産するための限界費用(生産量を1単位増加すると追加で発生する費用)の曲線を表しているため「生産者余剰」は「価格」と「供給曲線」の差額を表す範囲として求めることができます

 

  • 生産者余剰 = 価格(水平の曲線)- 供給曲線(右上がりの曲線)

 

ただし、生産者が「需要曲線」と「供給曲線」の「交点E」における「生産量(XE)」を超えて生産してしまった場合、生産者が財を生産するための限界費用である「供給曲線」の方が「価格」よりも高くなってしまうため、生産すればするほど損失が多くなってしまいます

 

 

政府余剰

「政府余剰」とは、財市場に「政府が介入する場合」に政府が得られる「利益」のことをいいます。

 

政府余剰

「政府余剰」とは、財市場に「政府が介入する場合」に政府が得られる「利益」のことをいいます。

 

余剰分析(政府が介入する場合)

「政府が介入する場合」の余剰分析についてについて説明しているページを以下に示しますのでアクセスしてみてください。

 

 

 

社会的総余剰(総余剰)

「社会的総余剰(総余剰)」とは、「消費者余剰」と「生産者余剰」と「政府余剰」を重ね合わせた「余剰」の合計のことをいいます

今回は「政府余剰」について説明していないため、「消費者余剰」と「生産者余剰」を重ね合わせた「社会的総余剰(総余剰)」のイメージ図を以下に示します。

以下の図においては「三角形ABE」が「社会的総余剰(総余剰)」を表しています。

 

 

需要曲線・供給曲線のシフトによる余剰の変化

「需要曲線」は、消費者が財を消費するために支払ってもよいと考えている「価格」と「需要量」の組み合わせを表しており、「供給曲線」は、生産者が財を生産するための限界費用(生産量を1単位増加すると追加で発生する費用)の曲線を表しています。

「財政政策」や「金融政策」などの理由により「需要曲線」や「供給曲線」がシフトした場合、「消費者余剰」「生産者余剰」および「社会的総余剰(総余剰)」がどのように変化するかを確認していきます。

 

需要曲線が右方にシフトした場合

「需要曲線」が右方にシフトすると、以下の図に示す通り「需要曲線」と「供給曲線」の交点が右上にシフトするため「消費者余剰」「生産者余剰」および「社会的総余剰(総余剰)」は増加します。

 

需要曲線が右シフトした場合

 

需要曲線が左方にシフトした場合

「需要曲線」が左方にシフトすると、以下の図に示す通り「需要曲線」と「供給曲線」の交点が左下にシフトするため「消費者余剰」「生産者余剰」および「社会的総余剰(総余剰)」は減少します。

 

需要曲線が左シフトした場合

 

供給曲線が右方にシフトした場合

「供給曲線」が右方にシフトすると、以下の図に示す通り「需要曲線」と「供給曲線」の交点が右下にシフトするため「消費者余剰」「生産者余剰」および「社会的総余剰(総余剰)」は増加します。

 

供給曲線が右シフトした場合

 

供給曲線が左方にシフトした場合

「供給曲線」が左方にシフトすると、以下の図に示す通り「需要曲線」と「供給曲線」の交点が左上にシフトするため「消費者余剰」「生産者余剰」および「社会的総余剰(総余剰)」は減少します。

 

供給曲線が左シフトした場合

 


 

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