運営管理 ~H26-42 物流情報システム(7)トレーサビリティ~

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今回は、「運営管理 ~H26-42 物流情報システム(7)トレーサビリティ~」について説明します。

 

運営管理 ~平成26年度一次試験問題一覧~

平成26年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

  • 運営管理 ~平成26年度一次試験問題一覧~

 

食品トレーサビリティシステム

「食品トレーサビリティシステム」とは、食品の生産、加工および流通の履歴を把握できるようにする仕組みのことをいいます。

食品の安全性を確保する直接の手段ではありませんが、食品の安全性に関わる事故が発生した場合に、製品回収のために製品が流通した販売先を特定したり、原因究明のために製品の生産、加工履歴を特定するために利用することができます。

また、消費者が、商品に表示された購入する食品の生産、加工および流通の履歴を確認した上で、安心して購入することができるようになります。

食品業界では、これまでにも「HACCP」「ISO9001」といった管理システムを導入して、食品の衛生・安全性や品質の管理に取り組んでいますが、食品の安全性を脅かす事件が発生する度に、消費者からの信頼が揺らぐ状況にあり、「食品トレーサビリティシステム」による生産、加工および流通の履歴を明確にした食品の供給に対する必要性はさらに高まっています

 

RFID

「RFID(Radio Frequency Identification)」とは、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信により、「ICチップ」を内蔵した「ICタグ」のデータを非接触で読み取る自動認識技術のことをいい、コンピュータに接続された「リーダライタ」で、個体に貼付した「ICタグ」の識別情報を読み取り、対象を自動的に識別することができるため、「工場内の生産管理」「物品の流通管理」「物品の在庫管理」に採用することによって、物品の「トレーサビリティ」を実現することができます。

また、図書館における「資料の貸出・返却」や「蔵書の点検」「不正帯出防止」などが、「RFID」の活用事例としてよく取り上げられます。

 

「RFID」の特徴

「RFID」の特徴を以下に示します。

小売店舗のレジで、レーザーなどを使ってタグを1枚ずつスキャンする「バーコード」による運用を頭に浮かべながら特徴を読んでいくと、その違いが分かりやすいと思います。

 

  • 距離が離れていても読み取ることができる
  • 複数のタグを一気に読み取ることができる
  • 表面が汚れていても読み取ることができる
  • 箱の中に隠れているタグも読み取ることができる
  • タグの情報を書き換えることができる
  • タグにより多くの情報を記録することができる。

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【平成26年度 第42問】

食品のトレーサビリティに関する記述として、最も適切なものはどれか。

 

ア RFIDなど最新の情報システムを整備・導入する必要がある。
イ 消費者の商品選択に役立つよう、原材料の原産地名などの情報を表示する取り組みである。
ウ 食品の安全を直ちに確保することができる取り組みである。
エ 入出荷の記録に加えて、ロット情報の対応付けを明らかにするなどの高度な取り組みがある。

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

食品のトレーサビリティに関する知識を問う問題です。

 

「食品トレーサビリティシステム」とは、食品の生産、加工および流通の履歴を把握できるようにする仕組みのことをいいます。

食品の安全性を確保する直接の手段ではありませんが、食品の安全性に関わる事故が発生した場合に、製品回収のために製品が流通した販売先を特定したり、原因究明のために製品の生産、加工履歴を特定するために利用することができます。

また、消費者が、商品に表示された購入する食品の生産、加工および流通の履歴を確認した上で、安心して購入することができるようになります。

 

(ア) 不適切です。

「食品トレーサビリティシステム」とは、食品の生産、加工および流通の履歴を把握できるようにする仕組みのことをいいます。「工場内の生産管理」「物品の流通管理」「物品の在庫管理」に「RFID」を採用することによって、物品の「トレーサビリティ」を実現することができます。

 

したがって、食品のトレーサビリティは「RFID」を採用することで効率的に実現できますが、必ずしも「RFID」など最新の情報システムを整備・導入しなくても実現することはできるため、選択肢の内容は不適切です。

 

(イ) 不適切です。

「食品トレーサビリティシステム」とは、食品の生産、加工および流通の履歴を把握できるようにする仕組みのことをいい、消費者が、商品に表示された購入する食品の生産、加工および流通の履歴を確認した上で、安心して購入することができるようになります。

 

したがって、食品のトレーサビリティは、消費者の商品選択に役立つよう、原材料の原産地名などの情報を表示する取り組みではなく、消費者が、商品に表示された購入する食品の生産、加工および流通の履歴を確認した上で、安心して購入できるようにする取り組みであるため、選択肢の内容は不適切です

 

(ウ) 不適切です。

「食品トレーサビリティシステム」は、食品の安全性を確保する直接の手段ではありませんが、食品の安全性に関わる事故が発生した場合に、製品回収のために製品が流通した販売先を特定したり、原因究明のために製品の生産、加工履歴を特定するために利用することができます。

 

したがって、食品のトレーサビリティは、食品の安全を直ちに確保することができる取り組みではなく、食品の安全性に関わる事故が発生した場合に、製品回収のために製品が流通した販売先を特定したり、原因究明のために製品の生産、加工履歴を特定するための取り組みであるため、選択肢の内容は不適切です

 

(エ) 適切です。

「食品トレーサビリティシステム」とは、食品の生産、加工および流通の履歴を把握できるようにする仕組みのことをいいます。

食品の安全性を確保する直接の手段ではありませんが、食品の安全性に関わる事故が発生した場合に、製品回収のために製品が流通した販売先を特定したり、原因究明のために製品の生産、加工履歴を特定するために利用することができます。

 

したがって、食品のトレーサビリティには、入出荷の記録に加えて、ロット情報の対応付けを明らかにするなどの高度な取り組みがあるため、選択肢の内容は適切です

 

答えは(エ)です。


 

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