財務・会計 ~H24-8 予算・実績差異分析(3)売上総利益(価格差異)~

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今回は、「財務・会計 ~H24-8 予算・実績差異分析(3)売上総利益(価格差異)~」について説明します。

 

目次

財務・会計 ~平成24年度一次試験問題一覧~

平成24年度の試験問題に関する解説は、以下のページを参照してください。

 

予算・実績差異分析 -リンク-

「予算・実績差異分析」は、計画された原価/売上/利益と実際に発生した原価/売上/利益を比較して、差異が発生した要因を分析する手法のことをいいます。

本ブログにて「予算・実績差異分析」について説明しているページを以下に示しますのでアクセスしてみてください。

 

 

差異分析の図解

これまでに説明した差異分析は、計画された原価と実際に発生した原価を比較して、原価差異の要因を価格差異と数量差異に分解するケースが多くありましたが、今回は、原価ではなく利益を価格差異と数量差異に分解するという試験問題です。

原価と利益の違いはありますが、これまでの「差異分析」でも説明した通り、以下の図を覚えていれば理解しやすく、自分の答えがあっているかチェックするのに役立つと思います。

 

 

試験問題

それでは、実際の試験問題を解いてみます。

【平成24年度 第8問】

次の資料に基づく売上総利益の増減分析における単位当たり利益の変化による売上総利益の増減額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

前期 当期 増減
売上高 311,600円 320,000円 8,400円
売上原価 190,000円 196,000円 6,000円
売上総利益 121,600円 124,000円 2,400円
販売数量 380kg 400kg 20kg
販売価格 820円 800円 -20円
単位原価 500円 490円 -10円

 

[解答群]

ア -4,000円
イ -200円
ウ 6,000円
エ 6,400円

 

中小企業診断協会Webサイト(https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

 

考え方と解答

今回の問題では、差異分析の図にどのように数値を当てはめるかが少し難しいですが、「前期」の数値を「予定」に、「当期」の数値を「実際」に投入することで、「単位当たり利益の変化による売上総利益の増減額(価格差異)」を求めることができます。

 

 

上図の通り、「単位当たり利益の変化による売上総利益の増減額(価格差異)」は、「▲4,000円」です。

 

答えは(ア)です。


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